先日、私の母のマイカーを下取りに出した話を書きました。
https://www.kz-yogu-plaza.net/2019/10/18/%E5%85%8D%E8%A8%B1%E8%BF%94%E7%B4%8D/
初期または軽度の認知症や
高齢を理由に免許を返納する人の波が
ピークになってくる気配があります。
丁度、その記事を書いて以降、
私ども福祉用具情報プラザには、ハンドル型電動車いすの相談が
急激に増えているようです。
石川県では、能登をはじめとする過疎化した地域では、
移動手段問題はきわめて深刻であり、
金沢市内であっても、私の自宅のような、
やや中心から離れた地域では、バス等交通の便も悪く、
切実な問題として買い物に行けないという課題が挙がります。
うちの母の場合だと、
スーパーマーケットまで歩いて歩けない距離じゃないだろう?
→今まで車で行ってたのに、急に歩けなんて、しんどい
→本当に一番近いスーパーは魚がまずい
→タクシーはもったいない
バスで近江町まで行けばいいじゃないか?
→めんどくさい
→荷物持って歩けるか自信がない
などなど、あー言えばこう言うの展開であり、
話をしている中で、かなりこちらもムカムカしてくるのですが、
そんな我が家ですら、
ハンドル型電動車いす導入の話は持ち上がりました。
今は、宅配で落ち着いているところなので、
この話は休止ですが、
また持ち上がってくるかもしれません。
ハンドル型電動車いすの利用・普及は良いことだと思います。
一方、事故報告も耳にすることが多く、
運転講習会などの充実や、
場合によっては、やはり許可?判定?制度があった方がよい気もします。
プラザではずいぶん前に、このことに取り組んだ経緯があり、
独自の運転評価表を作成したり、
地元警察署と共同で講習会を開催したりしたこともあります。
今後近いうちに、この取り組みを再開した方がいいのかもしれないな、
と感じる今日この頃です。